母はササニシキ、
父はひとめぼれ。
おいしさと強さの結晶です。
「ささ結」の開発に要した10年余りの歳月。料理のプロたちに支持されてきたササニシキの食味の特性はそのままに保ちながら、寒さに弱い、倒れやすい、稲穂が実りにくいといった栽培上の弱点を克服することが、大きな課題でした。たどりついたのは、栽培特性に優れた「ひとめぼれ」との交配による品種改良。そうして生まれた「ささ結」は、開発者たちの期待に応え、ササニシキの優れた食味特性とひとめぼれの優れた栽培特性とを受け継ぐ、最高品質のササニシキ直系の米となりました。
豊かな自然環境を活かした
安全安心の品質管理。
「ささ結」の開発に要した10年余りの歳月。料理のプロたちに支持されてきたササニシキの食味の特性はそのままに保ちながら、寒さに弱い、倒れやすい、稲穂が実りにくいといった栽培上の弱点を克服することが、大きな課題でした。たどりついたのは、栽培特性に優れた「ひとめぼれ」との交配による品種改良。そうして生まれた「ささ結」は、開発者たちの期待に応え、ササニシキの優れた食味特性とひとめぼれの優れた栽培特性とを受け継ぐ、最高品質のササニシキ直系の米となりました。
『ささ結』認証基準
このお米の品種名は東北194号ですが、ブランド銘柄『ささ結』を名乗るためには、厳しい基準をクリアしなければいけません。生産者で研修を重ね、最高品質を目指すための3つの厳しい基準を守ることで、SDGsにも貢献する、信頼される持続可能な米づくりを目指しています。
- 1環境配慮基準
- 環境への負荷を少なくするために、農薬、化学肥料を、宮城県で定める慣行栽培基準の半分以下に減らす。
- 2食味配慮基準
- 最高のあっさりササ系米を味わってもらうため、玄米含有タンパク率は6.5%以下のものとする。
- 3生物多様性配慮基準
- 生き物環境も守るため、生産者は世界農業遺産ブランド認証基準に定める生き物モニタリングを実施する。
大崎耕土と
稲作文化のカタチ
米粒のようなカタチをしたふたつの円は「循環」を表しています。円のひとつは、大崎の人びとがずっと大切に守ってきた〈光・土・水・空気・命〉といった「自然の循環」を。もうひとつは、カラダと頭脳をフルに使って治水や整地や栽培や品種改良を繰り返してきた大崎の人びとの「知恵の循環」を表しています。大崎耕土には遥かむかしから「大いなる自然のチカラを借りた米づくり」が息づき、それは今なお続いています。「ささ結」は、まさに「自然の循環」と「人間の知恵の循環」というふたつの循環による恵みなのです。「豊穣」のシンボルである稲穂は、農作物の実りへの感謝や大いなる自然への畏怖を忘れない東北の人びとの、プリミティブな自然観を少しでも表現できれば、と考えました。