ささ結
〈 大崎耕土について 〉

歴史の実りも
豊かなお米の聖地
宮城県大崎市。

「ささ結」の誕生の地は、「ササニシキ」と「ひとめぼれ」という二大ブランド誕生の地でもある宮城県大崎市。奥羽山脈から流れる江合川と鳴瀬川の豊かな水に恵まれた肥沃な平野「大崎耕土」が広がるこの場所は、良質なお米をつくりだす一大穀倉地帯としてむかしから有名でした。江戸時代、大崎耕土でつくられ江戸へと送られたお米は「本石米」と呼ばれ、江戸の米消費量の三分の一を担っていたとも伝えられています。何百年もまえから現在に至るまで、米づくりを営んできた農家の伝統と技術が息づき、豊かな自然の命のちからにあふれた田んぼが広がり、人びとに愛されるブランド米をつくりつづけてきた大崎市はまさに日本の「お米の聖地」なのです。2017年には、巧みな水管理による水田システムが認められ、大崎耕土がFAOより『世界農業遺産(GIAHS)』に認定されました。

ささ結
ささ結
〈 自然環境 〉

世界が認めた、
渡り鳥と田んぼの楽園。

宮城県大崎市東部の田尻地域にある蕪栗沼は、ラムサール条約湿地に登録されたほど自然にあふれた場所です。天然記念物の真雁の越冬地として知られ、最盛期には10万羽を超える渡り鳥が飛来します。この地域では、冬でも田んぼに水を張り、田んぼに生きる原生生物や多様な生物たちの自然のチカラを借りた古くて新しい農業が育まれてきたのです。「ささ結」の生命は、深く大きな自然のなかに包まれています。

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